初めて温泉に入った外国人

南阿蘇の温泉で桜吹雪を浴びながら滝を眺める

PAGETITLE
熊本から車で約40分。南阿蘇の山の中に湧く垂玉温泉に着きました。少し肌寒い4月の初めです。桜の花の季節に訪れたのには理由があります。満開の桜と滝を一緒に見られる秘湯があるからです。明治40年、35歳の与謝野鉄幹がこの地を訪れました。早稲田大学文学部の学生だった北原白秋らも一緒でした。彼らは阿蘇山登山の途中、この温泉に泊まりました。後に名前も良いが温泉がスバラシイという内容を、「五足の靴」の中で書いています。

早速、外が明るいうちに、宿自慢のお風呂へ行きました。宿から続いている露天風呂も桜を見ることができます。それでも、滝も見たいという思いに駆られました。そこで、敷地内を2分ほど歩くことにしました。この秘湯の宿は、どこまでか分からないほど広いのです。道路を渡ると木の小屋がありました。その脱衣場で着替えて外に出ると、夢のような世界でした。風で桜の花びらが降り注ぐ露天風呂がありました。音がする方向を見れば、かなり本格的な自然の滝です。今日ここに来て良かったねとでも言うかのように、ウグイスも鳴いていました。

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